2015年11月22日日曜日

経験は積み重ねるもの

「第22回宮崎市長旗争奪小学生ソフトボール大会」の二日目。
昨日はKIRISHIMAヤマザクラ宮崎県総合運動公園でしたが、本日は大淀川公園運動施設田吉コートと試合会場が異なりました。
そんなAクラスもBクラスも頑張った広瀬北ソフトボールスポーツ少年団の結果をどうぞ!


【Aクラス】

〔準決勝〕

●宮崎港O 0-2 ○広瀬北

両チーム、ピッチャーの素晴らしさが光る試合でした。
9奪三振1四球(広瀬北投手)、8奪三振無四球(宮崎港O投手)という成績からもそれが分かると思います。
お互い守りもかたく、手に汗握る試合となりました。
まずは守備から。
初回、ファーストがボールデッドラインに近い位置に上がったフライをしっかりノーバウンド捕球、アウトにしてくれました。
三回表、サードが素早いバント処理をしました。直前のボール捕球体勢を自分で確認していた点が良かったのだと思います。心構えがしっかりしていると反応速度も違いますからね。
四回表、ややショートよりの緩い打球をサードが素早く前で捕球、アウトにしました。
五回表、バウンドがやや難しい打球をセカンドががっちり捕球、アウトにしました。
続いて攻撃。
四回裏、センター前の渋い当たりで出塁→盗塁で1アウト走者二塁。そこで、サードへ打球が転がりました。走者は三塁へ向かい、サードはファーストに投げてセーフ。その間に走者は迷わず三塁を蹴り、ホームへヘッドスライディング。クロスプレーとなり、判定はセーフ。そのどさくさに紛れて打者も二塁へ向かおうとしましたが、こちらは残念ながらアウトとなりました。
これに対して感じたのは、僅かな隙を積極的に狙う広瀬北ソフトボールスポーツ少年団の怖さと少しも油断をしない「宮崎港オーシャンズ」さんの凄さでした。ホームでのプレーも少しの差でしかありませんでしたし、打者が二塁を狙ったことに対してすぐに反応しています。どちらも見事でした。
・・・・・・・・ひろきたソフト応援記録ですよ、大丈夫です。
五回裏、打った瞬間に長打と分かるほど綺麗な当たりでした。右中間を破る先頭打者ソロHR!
次打者も早くて鋭い打球が飛びましたが残念ながらノーバウンド捕球されてしまいました。

〔決勝戦〕

○広瀬北 3-1 ●田野SB

今大会初失点です。
これも今後のための経験としましょう。
時系列順で記録しますが、一部記録者と記憶者による伝聞の部分があります。ご了承ください。
初回、先頭打者がセンターへ打ち、出塁→内野ゴロ→内野ゴロで2アウト走者三塁とし、まずは一点を先制。
そして、四球→盗塁→2アウト走者二塁となり、次打者が綺麗な当たりのHRを放ちました。
次打者もセンターへ打ち、出塁しましたが、残念ながら続くことができませんでした。
一回裏、守備の乱れから2アウト走者一塁となり、そこで四番打者に長打を打たれてしまいました。
続く次打者にも良い当たりを打たれましたが、ライトがしっかり捕球、ファーストでアウトに。しっかり悪い流れを断ち切ってくれました。
二回裏、難しいファウルフライをサードが素早い動きで落下地点に移動、ノーバウンド捕球であうとにしました。
三回表、勢いを殺した見事なバントで出塁→次打者もセカンドへのプッシュバントを決め、ノーアウト走者一、二塁としましたが、続くことができませんでした。残念!
三回裏、レフト線ギリギリに高く上がったフライをレフトがダッシュ落下地点に移動し、ノーバウンド捕球しました。
四回表、1アウトから左中間へのヒットで出塁→盗塁→四球→内野ゴロで2アウト二、三塁となりまましたが、残念ながら生かせませんでした。
四回裏、内野安打で先頭打者が出塁→センターへのヒット→(一塁走者のみ)盗塁で、ノーアウト一、三塁のピンチに。
そこで、投手交代。盗塁後、次打者を三振にしました。そして、1アウト走者二、三塁に。
スクイズのサインが出されたのか、打者はバントの構え、三塁走者はスタートを切りました。そしてボールは・・・・・、バットに当たらずキャッチャーミットへ吸い込まれました。走者は慌てて、三塁へ戻ろうとしましたが、キャッチャーが猛然と駆け出し、走者をタッチアウトに。素早い反応と迫力あるダッシュでした。走者も驚いたと思います。防具をつけた状態であれほど走ってくるとは思わなかったことでしょう。
そして後続も三振とし、ピンチを凌ぐことができました。
五回表、先頭打者が出塁→四球→プッシュバントで走者を送り、1アウト走者二、三塁のチャンスとしましたが、残念ながら生かすことができませんでした。

上記の結果、広瀬北ソフトボールスポーツ少年団Aクラス、優勝です!
おめでとう!!
楽な試合ばかりではなかったことは当人たちが一番分かっていると思います。
これらの経験を無駄にせず、しっかりと活かせるようにしましょう。

【Bクラス】
〔一試合目〕
Aクラス準決勝と重なったため、こちらは点数のみとなります。

●大島 0-6 ○広瀬北

とりあえず、一勝!HRも出たようで、次にも期待できるような状態だったようです。

〔二試合目〕
Aクラス決勝と重なったため、ほぼ点数のみです。

●住吉F 9-11 ○広瀬北

最終回で守備がかなり乱れてしまいました。
一度調子を崩してしまうとなかなか立て直しが難しくなりますね。
先に点数を重ねていたことと。直前の回で三点入れることができていたこと。そして、悪い流れをなんとか断ち切ることができたのが良かったと思います。
自分が観るころに崩れてしまったので、観客が増えて緊張させてしまったのかなとも思わずにはいられませんでした。
始めから観ていた保護者の話では、それまではのびのびと良い雰囲気の試合運びだったようです。
それを観たかった・・・。

〔準決勝〕

●広瀬 0-1 ○広瀬北

投手、完封!9奪三振(スリーバント失敗含む)2四球、1安打。四球、後逸の数が減ればもっと良くなることでしょう。ナイスピッチングでした。
二回裏、1アウトからレフトへのヒットで出塁→盗塁→内野ゴロで2アウト走者三塁とし、ピッチャーへの強い打球で一点を先制しました。
三回表、2アウト走者二、三塁のピンチに強い打球、セカンドが落ち着いて捕球、送球しアウトにしてくれました。
四回表、ラインギリギリの判断に困るような緩い打球を、サードは迷わずにダッシュして捕球、アウトにしました。練習どおりのとても良い動きでした。
ファウルかフェアかを判断するのは選手ではなく、審判です。内野手はファウルライン上の打球は全て捕球、送球することを身に付けておくと自己判断で内野安打にしてしまうようなことは減ることでしょう。

〔決勝戦〕

○小松台S 7-0 ●広瀬北

自分の記憶では8-0だったような気がしたのですが・・・、宮崎市ソフトボール協会ブログの記録では上記の点数だったので、こちらを記録します。
結論から言うと完敗でした。
「小松台スピリッツスポーツ少年団」さんの守備と走塁の技術がBクラスとは思えないほど高かったです。ひろきたソフト応援記録です(二回目)。
初回、先頭打者から二塁打。ノーアウト走者二塁→センター前ヒット→ライト前ヒット→(投手交代して)四球。
そして、隙を突いて走り、さらには次の塁まで進塁するという・・・Aクラス並みの動き。
Aクラスなら対処できることも試合慣れしていないBクラスでは混乱してしまいます。
初回から見事にひっかき回されてしまいました。
ノーアウト走者一、三塁からワイルドピッチが出て、一塁走者は二塁を蹴り、三塁へ。サードはこの走者の動きによく気付いたと思います。タイミングは間に合う印象でしたが、残念ながら刺すことができませんでした。
ノーアウト走者三塁で、攻撃の基本どおり右方向への緩い打球。捕球したセカンドはホームが間に合わないと判断したのかファーストへ送球をして確実にアウトをとりました。これは守備側の基本ですね。
走者がいなくなりピッチャーは落ち着いたのか、ゴロを捕球してファーストもしっかり伸びてとってくれました。
一回裏、1アウトで左中間を破る三塁打!それが点数に繋がらなかったのが非常に残念でした。
二回表、先頭打者が守備の乱れで出塁→盗塁→内野ゴロで1アウト走者三塁の場面で内野に強めの打球が跳ね、ホームに投げましたが刺せませんでした。
1アウト走者一塁→盗塁→四球→重盗(ダブルスチール)をしかけられましたが、三盗阻止に成功!
その後2アウト一塁となりましたが、こちらも盗塁阻止に成功しました。
三回表、先頭打者を出塁させてしまいましたが、次打者の微妙な当たりをピッチャーがジャンプしてノーバウンドキャッチ飛び出した走者を刺すことはできませんでした。
そして、難しい当たりをセカンドがノーバウンドで捕球。走者が飛び出していたことに気付かなかったのかピッチャーにボールを渡してしまいました。しかし、周囲の声に反応したピッチャーがファーストに送球してアウトに。走者もすぐに戻らなければいけないことに気付かなかったのでお互いに経験不足の面が出たのかなとも思いました。ファーストも戻ってきた走者にタッチしようとしましたし。
四回表、ノーアウト走者一、二塁の場面でピッチャーに強めの打球が飛びました。無理して三塁に投げず、ファーストへ送球。ファーストも捕球後、すぐ牽制のためサード方向に向かいました。
無理をしない判断は大事です。
四回裏、2アウトからセンター前に見事な当たりを放ち、次打者も四球で出塁し、走者一、二塁としましたが、残念ながら点数を取ることはできませんでした。

以上の結果から、広瀬北ソフトボールスポーツ少年団はBクラス、準優勝です。
おめでとう!!
昼食も食べずによく頑張りました。
残念ながら、決勝戦で負けてしまいましたが、十分、胸を張ってよい結果だったと思います。
後は経験を積んで、次は負けないように練習をしていきましょうね。
尚、これ以外の結果については宮崎市ソフトボール協会ブログにて掲載されていますのでご覧ください。
今回は、写真もありました。

大事なのはアウトカウント、ボールカウントをしっかり頭に入れておくこと。そして、ルールの確認。
特に、どんな時に塁を進めるか(ボールインプレー中の走塁)を考えておきましょう。
意外と覚えていないのが、一塁まで安全進塁権を与えられる四球。自分は四球で一塁に向かう時でも全力で走れと指導を受けました。一塁に触れた後はタッチアウトされることもありますし、そのまま二塁が空いていれば、進塁も可能です。
四球で気が緩んでいた時に、全力で一塁を蹴り二塁へ向かう走者を見て、捕手が慌てて送球し大暴投。しかもセンターのボールカバーも間に合わずに後ろに逸れ、ホームまで走られるというような状況も実際に見たことがあります。
先輩たちの試合運びを見て、走塁技術を学ぶことも大事な経験となります。
身近なお手本を活かしましょうね。

今日の監督の言葉
「ピンチになった時、どうしなければいけないか動き方を考える」
「声を出して指示する」
「元気を出して試合に臨む」
「元気がないと何をしても上手くいかない」
「人の活かし方、動かし方を覚える」
「きっちり自分のスイングをできるようにする」
「日頃の練習から声を出しておく」
「五年生たちはこれからの主力と言うことを意識する」

Aクラスで試合に出ていた五年生がBクラスの決勝戦で、一生懸命に応援や指示出し、励ましの声を出していたのが印象的でした。
Bクラスで試合に出た五年生以下の団員たちも良い経験だったと思います。
負けた試合だからこそ得られたものも大きいことでしょう。
それぞれの課題を見つけてくださいね。

天気が心配でしたが、最後まで試合ができて良かったと思います。
そして、明日は佐土原西運動広場にて佐土原町域ソフトボール専門部主催の大会「平成27年度秋季さわやか杯」が行われます。
できるだけ試合経験を積んで欲しいですね。

0 件のコメント: