2016年6月4日土曜日

基礎練習は上達の近道

宮崎は今日も雨。
この時期に屋内練習場を使いたいのはどの屋外スポーツ団体も同じ。
それでも、広瀬北ソフトボールスポーツ少年団は幸い、先週末と同じように、佐土原町域の体育施設をお借りすることができました。
本当にありがたいことですね。
いつも手配をしてくださる保護者さまにも感謝です。

(いつもより早めに)今日の監督の言葉
「手と足と声を揃える」
「速さではなく形を作る」
「重心を落とす」
「指示された(言われた)ことをきっちりやる」
「何をやらなければならないかを考える」
「練習でしっかりできないと、いざという時に絶対にできない」
「正しい形を作らなければ、早く上手くはなれない」
「練習で速さの競争をしない」
「それぞれの動きには一つ一つ理由がある」
「形を大事にする」

以下、久し振りの(?)長文雑談です。


屋内体育施設での練習は大部分が基本、基礎のトレーニングです。
基礎練習となるとどうしても反復練習、何度も同じ動作の繰り返しが多くなります。
正しい型を繰り返し練習することで身体に覚えこませるためですが、それがどれだけ大事かは小学生では分かりにくいかもしれません。
正しい型、基本形、標準姿勢などと言われるものは、先人たちが通ってきた道。今までそのスポーツ競技を行ってきた人たちが、今の自分より良くなるように努力してきた結果です。
それだけ無駄が少なく、失敗も減りますが、平均的なため普通に見えるので、派手なプレーを好む小学生には「つまらない」と思われるかもしれませんね。
実際、自分が見ている限りではどんなスポーツも「目立つ高等技術」よりも「無駄のない基本技術」の方が失敗もかなり少ないのですが。
「Simple is (the) best:無駄がないのは最良(のもの)」という言葉が分かりやすいかなと思います。
基本動作の繰り返し、反復練習。そこそこ慣れてしまうと人間は同じ作業に対し、「なんで今更こんなことを」「別のことがしたい」と思うことも多いようですね。
人間の脳自体が単純作業の繰り返し(変化のないこと)を嫌うらしいので、行動の意味や成果を感じていないとそうなってしまうものなのでしょう。
何度も繰り返して身体に教え込ませるというのにもしっかりと意味があって、一番は無意識に身体が動くようになること・・・なのかなと自分は思っています。
動作が無意識にできるようになると、初動作、一歩目がかなり速くなるのは間違いないでしょう。
頭で考えるより先に動くようになると、逆に「何で今、こう動いた?」と思うこともありますが。
プロのスポーツ選手だけではなく、ある程度練習してきたスポーツ経験者には覚えがあることではないでしょうか?
動きが「反射」の域まで練習できるのが理想かもしれません。
但し、無意識といっても何も考えないこととは違いますのでご注意を。

プロのスポーツ選手は基礎練習ほど大事にしています。
それは逆に「基礎練習を大事にできなければ上手くなれない」とも言えるかもしれません。
これから先を目指すなら、基本ほどしっかりして欲しいと思います。

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